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霧の首を長くしたゲノムを解読

科学雑誌ネイチャー・コミュニケーションズに掲載された記事によると、タンザニアの研究所などの科学者チームが、キリンの首を長くしたとみられる遺伝子ゲノムを初めて解読したそうだ。
きりんにとって、心臓から2メートル上にある脳に血液を送るためには強力な心臓と、他の哺乳類の2倍の血圧が必要。水を飲むために頭を下げ、気絶せずに元の姿勢に戻るためには特殊な安全弁が要る。こうしたことから、進化論を提唱したチャールズ・ダーウィンはじめ、キリンのユニークな体型は生物学者の間で謎とされてきたという。
今回の研究では、キリンと、キリンに最も近く、首の短いオカピのゲノムを比較。体型と循環の変異をつかさどる遺伝子が特定された。その結果、キリンの首は少数の遺伝子変異により、心臓の強化と並行して長くなったとみられることが示唆されたという。
ただ、なぜキリンの首が長くなったかという根本的な疑問は未解決なままだという。高い位置にある食べ物を取るためとの説が自然に発生したが、ここ20年余り、雌の獲得をめぐる雄同士の戦いの結果との説との間で議論が交わされているとのこと。
確かに心臓と脳があんなに離れていたら血液を送るのが大変だろう。普段あまり気にしたことはなかったが、体の仕組みとして首が長いことは不都合が多いのだな。心臓を強化までして首が長くなるという進化を遂げた理由は一体何なのだろうか…。